最近テレビに引っ張りだこの「四千頭身」というお笑いトリオ。そんな四千頭身のツッコミ担当・後藤拓実くんが「すべらない話」で披露した話したのは、実のおばあちゃんの天然エピソードでした。
しかし、その話の内容が、別の場所・別の人間によって披露されるという事態が……。「コンプライアンス！知的財産権！意匠権！」と、なにかとうるさい昨今の世の中。軽い気持ちで話したことが、炎上騒ぎに発展することもあるのです……。
この記事では、
・後藤くんが披露したエピソードの内容
・後藤くんのおばあちゃんエピソードをパクったとされる女優さん
などの情報について、つまびらかにしていく所存です。
四千頭身・後藤、すべらない話で「天然おばあちゃん」の話を披露する
四千頭身の後藤くんといえば、仏教徒のような達観フェイスと、ぬぼうっとした雰囲気、そして相方2人から入れ替わり立ち替わりで繰り出されるボケを軽快に、しかしあくまでも力まずにさばく様が魅力的ですよね。
過去のお笑い芸人のようにわかりやすく、ハッキリとしたツッコミを入れるわけではありません。しかし、かえってそのスタイルが、さとり世代とも呼ばれる若者に受け入れられているのかもしれませんね。
そんな後藤くん、芸人にとって晴れの舞台であり、胃がきりきりと痛む場であることでもおなじみの「人志松本のすべらない話」に出演しました。
「レンジャーキー」を「綿ジャージ」と間違えた天然おばあちゃん
その日のすべらない話では、なんと2回連続で当たってしまった後藤くん。最初に彼が話したのは、
ジムでシャワーを浴びたあとにタオルを忘れてしまい、制限時間付きのドライヤーで時間をかけて身体を乾かしたところ、あとから来た人に「冗談だろ」と言われた。（後藤くんは坊主頭をしているので、事情を知らない人から見るとものすごい時間をかけて坊主頭にドライヤーをかけていたように見える）
というエピソード。
そして次に後藤くんが話したのが、故郷・岩手に住んでいるおばあちゃんのエピソードです。
後藤くんのおばあちゃんはものすごく天然な人。東京スカイツリーに遊びに行ったおばあちゃんに後藤くんが「高かった？」と感想を聞いたときも、「まあ、4千円くらいかな」という言葉を返します。普通であれば値段ではなく、建物の高さのことを聞いていると思いますよね……！
時は遡って、後藤さんが中学２年生のころ、おばあちゃんから電話がかかってきて「誕生日プレゼントは何がいい？」と訊かれたそうな。後藤さんは当時流行っていた特撮戦隊もの「海賊戦隊ゴーカイジャー」に登場する「レンジャーキー」というおもちゃが欲しいと言ったそうです。
「レンジャーキー」とは、ヒーローが変身するときに使うアイテムのことですね。
するとおばあちゃんは、「ああ。昔おじいちゃんが使っていたのがあるから、それ送るわ」と言いました。普通であれば妙だな、と思うところですが、当時の後藤くんは中学2年生。「昔からあるのかな」とスルーしてしまったそうです。
さて、いよいよ誕生日になって贈り物が届き、後藤くんがおもむろに荷物を開けると、そこには「レンジャーキー」が入っていません。おばあちゃんに電話をして「レンジャーキー入ってないよ」と言うと、おばあちゃんは「入れておいたべ、綿ジャージ」と答えます。
そう、おばあちゃんは「レンジャーキー」のことを「綿ジャージ」と聞き間違えてしまったのです！哀れ、後藤くん……。
当時の後藤さんは、さぞ面食らったことでしょう……！しかし、後の芸人になってこの話で笑いをとれたのですから、けがの功名と言えるのかもしれませんね。
四千頭身後藤の話をパクったのは誰？
そして最後に後藤くんは、話のオチとして、
・この話を深夜番組で話したところ、別のラジオ番組で某女優がまったく同じ話をしていた
ということを暴露。
その場では笑いをしっかり取ってめでたしめでたし……だったのですが、今はネット社会ということで、「後藤の話をパクったのは誰だ!?」というプチ炎上のようなものが起こってしまったんです。まあ、こういうのは本当に最近よくあることですな……。
女優さんの名前は「安部乙」
後藤さんの話をラジオでしていたのは、安部乙という女優さんです。しかし、彼女は後藤さんの話をパクったのではなく、「友人から訊いた話をラジオでしてしまった」とのこと。プチ炎上が起こったあとに、ちゃんと謝罪をしています。
後藤くんも警鐘を鳴らす！
また、当の後藤くんも、そのプチ炎上が起こったあとに、「叩くのは違う（その女優さんをバッシングするのは違う）」というツイートを投稿。後藤くんも、笑い話としてしたことなのに、誰かが苦い思いをするのは嫌だったのでしょう。
スマホが普及し、インターネットを老若男女誰もが使うようになってからというもの、こういう炎上騒ぎは至るところで起こっていますね。もちろん、公の面前に立つ芸能関係のお仕事においては、不用意な発言は注意しないといけないでしょう。
ただ、それを執拗に責め続けるのは当人たちにとって、またネットで誰かを叩いている人たちにとっても、良いことではありません。そんなことをするより、笑い話なら「ああ、面白かった！なんて面白い話なんだ。後藤くんは天才だな！後藤くんのおばあちゃん天晴れ！」で済ませればいいはずです。
今後、ネット上の表現行為についてのルールが更新される可能性もあります。実際にこれまでにも何件か「芸能人が一般人に訴訟を起こす」ということが起こっているようです。便利なSNSや投稿ツールの使い方には、芸能人のみならず、一般人も注意していかないといけませんね。
四千頭身・後藤くんの今後の活躍に期待！
後藤くんのおばあちゃんの天然エピソードはほっこりと、ほんわか笑える内容でした。自分が思うに、後藤くんはそういったほっこりとした日常系エピソードを話すのが上手なのではないかと。そして、それを笑いに昇華することもできる……今後の彼の活躍にますます期待が高まってきました！
